用紙について
- コート紙
写真等が明るめに発色し、印刷面全体がメリハリのあるクッキリとした仕上がりになる傾向があります。チラシ印刷では最も多く使用されており、用紙自体の厚みも豊富。様々な用途に対応します。 - マット紙
全体的に落ち着いた質感になり、ややしっとりとした仕上がりになる傾向があります。雰囲気・イメージ重視のチラシ印刷時に重用されています。 厚手のタイプを使えば、高級感の演出にも有効です。 - 上質紙
ページ数の多い冊子の本文(写真等があまり多くない)に使う場合が多いです。彩度はコート紙などの塗工処理を施された紙と比較するとどうしても落ちます。コピー用紙とほぼ同等の用紙とお考え下さい。9種類の色紙もご用意しております。
サイズ表
- 新聞紙のサイズは広げた状態で545mm×810mmです。
- 一般的なチラシはA4サイズが圧倒的に多いですが、新聞折り込みチラシにはB3、B4、B5がよく使われています。
袋裁断
- 大部数チラシの新聞折り込み用の一般的な仕上げです。
- 白フチの分だけ若干正規のサイズより大きめです。
化粧裁断
- 白フチのない仕上がりです。
- もっともメジャーなチラシの形状です。
入稿データ作成の注意点
- フォントのアウトライン化
文字(フォント)をアウトライン化すると文字情報がなくなり、図形化され、文字化けの発生を防ぎ、デザインを崩さず正しい印刷物を制作することが可能になります。同じ文字情報を持たないパソコン同士でも、制作データの受け渡しが可能になるのです。必ず、フォントをアウトライン化してご入稿ください。 - トンボ(トリムマーク)
トンボとは(ソフトウェアによっては「トリムマーク」ともいいます)、印刷物を作成する際に、仕上りサイズに断裁するための位置を記すマークです。必ず、トンボ(トリムマーク)を作成してご入稿ください。 - カラーモード
カラーモードは必ずCMYKで作成してください。(配置する画像も含む)
「CMYK」 とは、オフセット印刷などで作る場合に、4色分解 によるフルカラー印刷をする際に使用する、基本となる印刷インキ色、青 (シアン(C/ Cyan)・紅 (マゼンダ(M/ Magenta)・黄 (イエロー(Y/ Yellow)・墨 (ブラック(K/ Kuro/ Key tone)の事です。「プロセスカラー(Process color)」 とも呼びます 。 - ヌリタシ(裁ち落とし)
裁ち落とし(塗り足し)とは、仕上りサイズに対して端まで色や写真などの絵柄を配置したい場合(=用紙の端まで印刷したい場合)に仕上りサイズよりも3mm 程度大きめに絵柄を配置する領域です。
印刷物は、仕上がりサイズより大きな印刷用紙に印刷を行い、数百枚から数千枚をまとめて断裁機で仕上りサイズに断裁します。
断裁される際に発生するわずかなずれによって印刷物は仕上がりのラインの外側で断裁されてしまう場合があります。 - 断裁線の近くに配置されている文字
同様に文字や図形などを配置する場合は、欠けない様に仕上りよりも3mm 程度内側に配置してデータを作成してください。
仕上り線付近に配置されてしまいますと、断裁のズレによって切れてしまいます。
仕上り線に沿って1mm 程の細い幅での均等のフチ(余白)を作成する際も、断裁のズレによってフチの幅が上下左右と均等にならいない恐れがあります。